プロのセッティングをまねると損!

プロのストリング・セッティングは
まねないほうが無難

プロ選手のポリ系ストリングの使用率が高まるのにつれて、一般プレイヤーでもポリ系ストリングを使用する方が増えてきているようです。
そうしたケースに限らず、プロ選手のストリング・セッティングを調べて、自分のラケットにも同じセッティングを施そうとする方が少なくありません。

でも、これはあまり賛成できません。
なぜなら、たとえストリング・セッティングが同じであっても、それ以外の要素が違いすぎるからです。
まず、トッププロの場合、使用するフレームが市販のものと同じではないのが普通です。
下位の選手は別ですが、上位になればなるほど、メーカーの手厚い特別扱いが受けられます。
外側のデザインだけが現行モデルと同じで中身は次世代モデルであったり、その逆もあったりします。

さらに、スイングウェイト等の重さ関係の数値が市販モデルとは格段に違うというケースも珍しくありません。
また、打ち合うボールのスピードや威力が一般プレイヤーとは大きく異なります。
そうした打ち合いに対応するために、市販品でない特性のフレームが必要なのですが、一般プレイヤーとはラケットの使用環境が大きく異なるということです。

大会によっては、そこで使用されるボール自体が一般に市販されているものと異なるケースもあります。
さらに、これは当然ですが、プレイヤーの身体能力が一般プレイヤーとは大きく異なります
一般人の場合は、テニスの他にやらねばならない学業や仕事が日常的にあるのが普通ですが、プロ選手の場合は持てるエネルギーをテニスに100%注ぎ込んで訓練を積むのが当然なので、その結果、一般人との身体能力の差は大きくなるわけです。

つまり、使用するラケット、プレー環境、プレイヤーの身体能力等がすべて異なる中で、ストリング・セッティングだけをプロ選手と同じにしてもほとんど意味がないわけで、まるで、一般人が乗る普通車にF1用のタイヤをはかせるようなものです。
車の場合、使用状態に合わないタイヤを付けると走行性能は下がりますが、それと同じで、プロのストリング・セッティングだけをコピーした状態では、F1レース用のタイヤを普通の乗用車に取り付けるようなものなので、プレイヤーのパフォーマンスは下がるでしょう。

また、表示されている張上テンションの数値についても、いつも利用しているショップで同じ数値を指定すれば同じ、あるいは近い状態の硬さになると考えるのは誤りです。
トッププロには専任のストリンガーが帯同するケースが多いので、同じテンションの数値でも全く異なる張り上がりになる可能性が高いと考えたほうが賢明でしょう。

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知らないと損
ガットについての情報

ガット張りについての40件以上の記事が以下の4つのジャンルに分類されています。

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実際にボールを打つのはガットで、フレームはガットのアクションを受け取るだけの存在なので、ラケットのパフォーマンスの主役はガットです。なので、ガット張りを軽視すると、気づかないうちにプレー上で損をすることになります。このコーナーでは、そうした不利益の具体例を紹介しています。

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ガット張りの硬さについてのアドバイスを集めたコーナー。ガット張りについては未開拓の荒野のような状態で、多くのプレイヤーがいまだに「推奨テンションの呪縛」にとらわれています。そのため「快適なプレー」という目的地にたどり着くためのルートを見つけるのは容易ではありません。正しい情報を得て迷路から抜け出してください。

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ガットについてもっと詳しく知りたい方のための記事を集めたコーナーです。適切な硬さを見つけるための情報と不適切な張上の弊害等についての記事があります。「好きな打球感のセッティング」というワナにハマると戦力低下という迷路から抜け出せなくなります。

◆ガット張りを工夫しても「適切なガット張り」は見つからない
ガット張りについての関心が高い方には残念なことですが、でもこれは、まぎれも無い事実です。
その事実とは、「ガット張りだけでは適切なガット張りを見つけられない」ということで、ガット張りについてどんなに深掘りしても、それだけでは快適なセッティングを見つけることはできません。
なぜなら、ガットだけではボールを打つことができないからです。
ガットはフレームに張らないと使えませんが、そのフレームがプレイヤーに合っていないと、どんなにガット張りを工夫しても快適に打てる状態にはなりません。
ですから、快適に打てるセッティングを見つけるには、その前に「自分に合うラケット」を手に入れることが必要なのです。
でも、この話はもっと複雑で、ガットだけではボールを打てないのですが、同じ理由で、フレームだけでもボールは打てないので、自分に合うラケットを手に入れるには、適切なガット張りがされているラケットを試打することが必要なのです。
なぜなら、ガット張りが不適切なラケットをいくら試打しても良い状態にはならないので、時間のムダになってしまうからです。
テニスワンのラケットドックには適切なガット張りが施されているラケットが用意されているので、プレーが良くなるラケットが見つかります。Click!↓

GUT LIVEなんて必要ない!

ガットの動きが悪いせいで起きるネットやアウトを、全部自分のせいだと思い込んでいる人には、GUT LIVEは必要ありません。


◇インパクトでボールが面からこぼれてネット
ガットが動かないと「食い付き感」が生まれないので、インパクトでボールをつかまえられずにスルッとネットすることが多くなります。
◇スピンで押さえ込めずに浮いてアウト
動いたガットが戻るときに順回転がかかるので、ガットが戻らないと回転が安定せずスッポ抜けのアウトが出やすくなります。
◇打球の深さがバラバラ
ガットの動きが安定せずに、ボールインパクトで動いたり動かなかったり、戻ったり戻らなかったりすれば、面から出て行くボールの高さが毎回変わるので、その影響で打球の深さが不安定になります。
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◇ボールが面からこぼれてネット
ガットが動かないと「食い付き感」が生まれないので、インパクトでボールをつかまえられずにポロッとこぼれてネットすることが多くなります。そう、あの惜しいネットは食いつかないガットのせいで、自分のせいではなかったかもしれないのです。
◇スピンで押さえ込めずに浮いてアウト
さらに、インパクトで動いたガットが戻るときに順回転がかかるので、ガットが戻らないと回転が安定せずスッポ抜けのアウトが出やすくなります。逆に、確実に回転がかかればショートクロスやスピンロブなどが打ちやすくなります。
◇打球の深さがバラバラ
ガットの動きが安定せずに、ボールインパクトで動いたり動かなかったり、戻ったり戻らなかったりすれば、フェースから打ち出される打球の角度が毎回変わるので、その影響で打ショットの深さが不安定になります。

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